門司港駅そばに6月25日、イタリアンレストラン・カフェ「プロペラキッチン」(北九州市門司区西海岸1、TEL 093-331-1021)がオープンした。
店舗面積は約10坪、席数は16席。「関門海峡タコ」など地元市場で水揚げされる魚介類や、下関産の野菜などをメニューに取り入れ、地産地消にこだわったイタリアンを提供している。「門司港といえば『レトロ』と言われるように、観光客中心のターゲット設定になりがちだが、近隣の港湾関係施設に勤務するサラリーマンなど、地元客のランチニーズなども取り込みたい」と店主の中嶋丈雄さん。
中嶋さんは、イタリアンを中心に、老舗トラットリアから大手チェーンなど「調理師として厨房(ちゅうぼう)の現場から経営全般まで」10店舗近い経験を経て独立開業した。かつて自衛隊でヘリコプターの整備士だった経験にちなんで店名を名付けた。元バーだった店舗を、「施工業者の友人と一緒に壁やドアの塗装など、自ら手をかけて施工した」といい、手作り感あふれる内装は門司港かいわいの若手経営者の店舗デザインに多く見られる。
主なメニューは、「パスタランチ」(トマトソース、ペペロンチーノ、クリームソースのいずれかとパン・ドリンク付き800円)などのランチメニューや、「ナスとモツァレラチーズのオーブン焼き」(450円)、「トリッパと野菜のトマトソース煮」「サーモンのソテー、永沼さんちのごぼうソース」「パルミジャーノのチーズリゾット」「ヤリイカと野菜のガーリックソテー」(以上800円)などのアラカルトも提供する。予約でコース(3,000円~)にも対応する。ドリンクメニューは「アサヒ熟撰生ビール」「アサヒ黒ビール」「ハーフ&ハーフ」(以上500円)のほか、カクテル(600円)、ウイスキー(500円)などをそろえた。
営業時間は11時30分~15時、17時~23時。