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門司港にアーティスト雑貨店「かちゃ」-障がい者の収入増目指す

店主の中村伊久夫さんは、障がい者のアート活動を支援する団体に所属する傍ら、同店を開業した。

店主の中村伊久夫さんは、障がい者のアート活動を支援する団体に所属する傍ら、同店を開業した。

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 門司港駅そばの新海運ビル(北九州市門司区西海岸1)2階に11月11日、アートとクラフト雑貨の店「かちゃ」TEL 093-342-9745)がオープンした。

6坪の店内に約300点のアート雑貨が並ぶ

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 店舗面積は約6坪。店内には、障がい者が手掛けたアクセサリーやステーショナリー、陶器、オブジェなど約90種300点が並ぶ。店主の中村伊久夫さんは、障がい者のアート活動を支援する団体に所属する傍ら、同店を開業した。開業にあたり、各地の社会福祉施設15カ所と連携し、「『障がい者が手掛けた』という概念はいったん捨てて、デザイン性やアート性を見極めながら作品として厳選した」という。

 「一般的に『障がい者が手掛けた』ということを前面に出すと、やぼったい商品と思われたり、お客さまにも『義務感のような感情』が生まれてしまう。障がい者が手掛ける雑貨を扱う店としてではなく、アート雑貨を並べる店として見てほしい」と中村さん。「こうした情報発信をすることで、障がい者の方々の収入アップを図りたい」と抱負を語る。

 現在売れ筋の商品は、「文庫本サイズのノート」(600円)、「ハンドメードストラップ」(800円)、「ミニトートバッグ」(3,990円)など。そのほか、原画と共に展示する「カレンダー」(1,000円)など。

 営業時間は10時~18時。火曜・水曜定休。

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