商店主や大学関係者で構成するまちづくり団体「We Love 小倉 協議会」(北九州市小倉北区紺屋町)が、小倉北区に提案していた新しい通り名「紫川さくら通り」が採用され、7月11日、設置した看板の除幕式が行われた。
小倉の国道199号「紫川大橋東」交差点と、国道3号「貴船橋東」交差点を結ぶ約2キロメートルの県道に名付けたもので、沿線に伸びる桜並木にちなんで名付けられた。除幕式には北橋健治北九州市長や商店街関係者ら約50人が参加した。
同協議会は、「通りに分かりやすい名称を付けることで、市民に街に愛着を持ってもらい、道案内のしやすいまちづくりを」と検討委員会を設置し、昨年から協議を重ねた。「毎年3月~4月にできる桜並木のトンネルがこの通りの象徴になっている。散った桜の花びらが紫川を漂う姿は市民も愛着を感じている」(辻会長)といい、検討委員会でも他にあった案を寄せ付けない人気となった。
提言を受けた小倉北区では、看板の設置や沿線数十軒の店などに配布するステッカーを用意した。「今後、さらに桜の植樹を行い、通り名にふさわしい環境づくりをしていく。末永く市民に愛される通りになってほしい」と、区総務企画課の大谷課長は期待を込める。