小倉の「COLET/I’m(コレット・アイム)」(北九州市小倉北区京町3)10階のカフェ「ベジ×フルかふぇ」で10月1日、同施設屋上で飼育しているミツバチの蜂蜜を使った「ハニーフレンチトースト」の提供が始まった。
会社経営者、北九州市職員らによって、2011年に「小倉みつばちプロジェクト」が発足し、環境悪化に敏感な生物として知られるミツバチを生育することで、「小倉が環境の整った街であることの市民への啓発」を図っている。2012年からは北九州市立大学学生らもプロジェクトに関わり、飼育や広報などを担当している。
同プロジェクトとカフェのコラボは学生らが企画した。「私たちが育てたミツバチが、毎日せっせと集めてくる蜂蜜を、多くの皆さんに味わっていただきたい」と、ワンコインでの提供にこだわり、価格は500円(ワンドリンク付き)とした。カフェ店主の吉迫さんは「はっきり言って採算は取れないが、学生らが中心となってこの場所から発信することに意義がある。コラボではほかにドレッシングの販売なども計画している。学生らはミツバチの存在を積極的にPRしてほしい」と話す。
営業時間は11時~22時。毎日限定30食。10月30日まで。