小倉「井筒屋」(北九州市小倉北区船場町)で12月17日、「黒田官兵衛と時代を生きた武将たち 大甲冑(かっちゅう)展」が始まった。主催は「鎧兜甲冑工房 丸武産業」(鹿児島県薩摩川内市)。
大きな椀をそのままかぶったようなどこかユーモラスな官兵衛の甲
新館9階の「パステルホール」に、2014年のNHK大河ドラマ「黒田官兵衛」のほか、豊臣秀吉、大友宗麟など鎌倉~江戸時代の戦国武将の甲冑約20点を展示。「秀吉以降、甲のデザインが華やかになってきた。戦い方や武将の性格を感じながら甲冑のデザインを見ると楽しめる」と同社企画営業本部長の平林正勝さん。
同社は、時代劇へ甲冑を提供するほか、各地の「時代祭り」に時代考証に合わせた脚本を提供するなどしている。「直江兼続の『愛』ブーム以降、披露宴に甲冑をレンタルする業務が増えた。年間約280件をレンタルしている」といい、時代劇以外に「歴女ブーム」などのトレンドをつかみながら業務を拡大している。
「兜(かぶと)」(14万2,000円~37万円)、「甲冑」(36万円~1,200万円)を約20点展示販売するほか「甲冑着付け体験」(無料)、武将・堀之内哲也さんによる筆字パフォーマンス「武将のILOHA伝」、官兵衛ゆかりの大分県中津市、福岡市、黒崎などの観光PRコーナーなども展開。
開催時間は10時~17時。入場無料。12月25日まで。