門司港のタイカレー専門店「プリンセス ピピ」（北九州市門司区西海岸1、TEL 093-321-0303）が毎日5食限定で提供する「王様カレーラーメン」が話題となっている。

米や野菜、使う材料にもこだわった「一日分の野菜カレー」も

　店舗面積は18坪、席数は30席。「ユーラシア大陸27カ国を旅して回った」店主で野菜ソムリエの資格を持つ岡嵜孝和さんが、2007年1月に開業。「チェンライで食べたプーパッポン（カニのカレー）の味に感動した」ことがきっかけになった。「現地ではソフトシェルクラブを使うが、門司港らしくワタリガニを使い、日本人向けにスパイスも調整した」という「ワタリガニの王様カレー」（1,800円）を看板メニューに据えた。

　同様に「現地で一般的な『カオレイ（カレー麺）』をアレンジしてできたものが『王様カレーラーメン』（1,200円）。揚げ麺の量を増やし、タワー型にうずたかく盛り付けることで見た目のインパクトを増した」が、麺を揚げる工程などの手間が増え、コンロを専有してしまうことから「一日限定5食」とした。「一度食べた方は、見た目のインパクトもさることながら、揚げ麺に染み込むカレーの風味など、独特の触感でリピーターになる場合が多い」と岡嵜さん。

　店名に倣って「店員（召し使い）の『アンドレ』や『セバスチャン』が、ティアラや王冠を客にかぶせ記念撮影をする」過剰気味なサービスも受け、週末は観光客の行列ができるほどの人気にもなっている。

　営業時間は11時～15時、18時～22時。月曜・火曜定休。