「北九州芸術劇場」(北九州市小倉北区室町1)が企画・製作し、3月1日より開催された「北九州演劇フェスティバル2014」のフィナーレを飾る「セレモニアル・パレード」が16日、リバーウォーク北九州や中心市街地で行われた。
「思い描けば、そこが劇場に。」を合言葉に、京町銀天街の空き店舗を芝居小屋に見立てた「まち小屋!!京町」を拠点に行われた同フェスティバル。商店街の店主らによる「お買い上げありがとうDANCE」やアーケード内でのフォークダンス、モノレール車内での芝居やフラッシュモブなど、町とアーティストとの交流を目的に多彩なプログラムが展開された。
リバーウォーク北九州をスタートした約60人のパレードは、鴎外橋、井筒屋クロスロード、京町銀天街、常盤橋をおよそ1時間半にわたって行進。これまで芸術劇場で生まれた「北九州のダンス」や人生の節目における「セレモニー」をモチーフにしたさまざまなダンスで、通行客や商店主を巻き込んで盛り上げた。
今回、京町での構成を行ったダンサー・今村貴子さんは「京町の商店街の人が次第に踊りにはまっていく姿がほほ笑ましかった。これで終わることなく、今後もダンスを通じて地域に根付いた活動を展開したい」と抱負を話した。