小倉・魚町の日本茶専門店「辻利茶舗」(北九州市小倉北区魚町3)が6月29日、「九州ビジネス専門学校」(大門2)とコラボした「日本茶を使用したスイーツコンテスト」を行い、通行客ら1000人以上が投票した。
同店と「京町店」(京町2)の店頭で開いたコンテストでは、同校の製菓コースに通う学生らが作ったケーキなど27個を並べ、ネーミングや見た目の人気投票を行った。4月に新社長に就任したばかりという辻さんは「いずれお茶に合うスイーツなどを自社製造できるように事業を強化したい」と意欲を見せる。今年3月から同校の実習を訪れ試作を繰り返し完成したというケーキは「いずれも学生ならではのクリエーティブなアイデアが盛り込まれている」という。
「日本茶を取り巻く環境は時代とともに移り変わり、大手コーヒーチェーンやコンビニ店、自動販売機のペットボトルなど、ライバルと言える相手も多種多様」といい、「合馬の竹ロールケーキ」開発や近隣のお好み焼き店、市内の異業種5社で歩調を合わせてPR戦略を練る「北九小粋」ブランドの推進など、新機軸を次々と打ち出している。「スイーツを自社製造」には「100点を目指して80点だと舌の肥えたお客さまに簡単に見抜かれる。120点を目指して取り組む」と意気込みを見せる。
1位を獲得したケーキは、7月、店頭で抹茶とのセット販売をする予定。