小倉のカレー専門店「瑠亜’s」が、元の砂津の店舗から「毎日西部会館」(北九州市小倉北区紺屋町13)地下に移転して1年8カ月が過ぎた。
オリジナルサイズに月見メンチカツをトッピングしたカレー(750円)
店舗面積は約10坪、席数は18席。同会館は「毎日新聞西部本社」として、かつては新聞印刷工場も備えた築約50年のビルの地下に位置し、新聞関係者だけでなく広告代理店や印刷会社など業界のサラリーマンが多く利用する地下の飲食街としてにぎわった。小倉の中心市街地でも希少な存在となった昭和の雰囲気が色濃く残る地下街で、いまでも喫茶店や美容室など約10軒が軒を連ねている。
店長の向田(むかえだ)さんは「ビルの地下ということもあり、ここにカレー店があることはあまり知られていないが、かえって穴場的な存在感からわざわざ訪ねて来るお客さまも多い」といい、立地の弱点を、豊富なトッピングや自在な辛さ調節で固定客をつかむことで補っている。
カレーは、「国産牛と新鮮野菜で仕込む。スパイスの配合も含めて完全オリジナル」といい、スパイスが強く粘度が高めのルーが特徴。ライスの量によって、「ミニ」(150グラム350円)、「オリジナル」(250グラム550円)、「大盛り」(350グラム650円)、「特盛り」(450グラム800円)に分かれ、辛さは、3倍=50円、5倍=100円、10倍=200円で調節できる。
トッピングは「チーズインハンバーグ」(250円)、「手ごねデリカバーグ」「手作りとんかつ」「キャベツ包みメンチカツ」「月見メンチカツ」「あらびきウインナー」(以上200円)、「空揚げ」「チーズ」「ナス」「ほうれん草」「エビフライ」(以上150円)、「ゆで卵」(100円)などをそろえる。
営業時間は11時~15時。日曜・祝日定休。