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門司のさぬきうどん店「おに吉」2周年-細かな工夫積み重ね固定客つかむ

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 門司のさぬきうどん専門店「おに吉」(北九州市門司区西新町1)がオープンから2年が過ぎた。オープン日は2012年7月14日。

もっともよく出るという「おに吉ぶっかけ」(918円)

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 店舗面積は15坪、席数は17席。自動車ディーラーを退職し、香川県のうどん店で2年間修業した鬼木進吾さんが開いた同店。市内には大手さぬきうどんチェーン店が続々開業し競争も激化したが、早くからフェイスブックなどを通じた客との交流や細かなメニューの工夫などで固定客をつかんでいる。

 北部九州は、コシのない柔らかいうどんが主流で、「旅行中に訪れた香川県で、初めて強いコシのさぬきうどんを食べた時に『九州でも受け入れられる』」と起業を思い立った鬼木さん。うどん生地の小麦粉の配合や、だしのブレンドは開業当時から変えず、「ここだけでしか食べられないうどん」を目指している。2年前と比べ「打ち方がこなれてきたのか、当時より若干麺が太くなっている」とも。

 合わせる天ぷらは「サクサクした衣に仕上げるために、2種の天ぷら粉を使い、揚げ油も試行錯誤を重ねた単一ブランド」という。週末は子連れ客も多く「同席するお子さまには『うどん半玉を無料』にする」などの配慮も怠らない。平日でも行列ができるほどの人気店になったが、「過去2年間、9月~11月は売り上げが落ち込んでいる。もがいてもしょうがない。これからしばらくは我慢の時期」と悩みも打ち明ける。

 一番よく出るという「おに吉ぶっかけ」(918円)は、エビ天を角に見立てた鬼の顔をモチーフに盛り付ける。ほかに、「月見納豆ぶっかけ」(702円)や「とり天ぶっかけ」(594円)、「梅ぶっかけ」(518円)など。「ぶっかけが主流だが、季節に関係なく温かいうどんもニーズが高い」といい、「かけうどん」(378円)、「ごぼう天うどん」(518円)、「エビ天うどん」(669円)なども。

 営業時間は11時~15時。日曜定休。

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