門司駅近くに1月9日、スクラップブッキング専門店「ヴィ ヒロンデル」(北九州市門司区柳町2)がオープンした。
約4坪の店内に、スクラップブック用の台紙やデコレーションキット、アルバム、額などが並ぶ同店。保育園やカルチャーセンターでスクラップブックづくりの講師をしてきた山下知美さんが店主を務める。店名は「フランス語で『ツバメの生活』の意味。昨年、軒先にやってきた3組のツバメの親がせっせと子育てをしている姿に感銘して」名付けたという。
スクラップブック作りは、数枚の写真を持ち込み、台紙やカバーを選ぶことから始まる。客は飾り付けやコラージュのコツなどの指導を受けながら、写真を台紙に貼り付け、レタリングなどの装飾パーツ(54円~216円)で周辺を彩り、アルバム(小=972円、大=1,296円)にまとめる。卒園式や夏休みなどのテンプレート化されたキット(864円~)もある。「特別な思い出などは額装(2,808円~)して壁に飾ることもでき、1年を1冊にまとめると後に振り返りやすい」という。
山下さんは以前スタジオカメラマンとして活動した経歴を持ち、「最近は、スマートホンやデジカメで撮ることから写真をプリントせず、データで残す人が多い。何かのトラブルで写真が欠落した期間ができる場合もある。大事な写真こそ印画紙にプリントし長く残してほしい」と呼び掛ける。「インクジェットではあっという間に色がさめてしまうこともあるが、きちんと印画紙に焼けばずっときれいなまま保てる」とも。
営業時間は10時~14時。「近隣の小学校の休校日」および土曜・日曜・祝日定休。