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スイスの切り絵作家、小倉で講座 「日本は美しい紙の宝庫」

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 北九州市漫画ミュージアム(北九州市小倉北区浅野2)で4月16日、スイス人切り絵アーティストのアナ・ゾマーさんによるワークショップが開かれた。フランスと日本の文化交流を図る「アンスティチュ・フランセ福岡」(福岡市中央区)と同館の共催。

ゾマーさんの指導で表情豊かな切り絵をつくった受講者ら

 スイス・チューリッヒ在住のゾマーさんは、雑誌や絵本の挿絵用に切り絵を制作する作家で、フランスの俳優やミュージシャンのポートレートを切り絵で表現している。ワークショップには約20人の市民が参加し、スマートフォンで撮った自分の写真を基に思い思いの切り絵を楽しんだ。ゾマーさんは表情の作り方などについて、「下書きせずに、指先の感触で大胆に」と実演を交えて丁寧に指導した。

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 グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせたゾマーさんは「(DTPの普及で)仕事内容がパソコンでの作業に変化してしまったが、以前のような手先を使ってカッターでする仕事が自分に向いている」と、1996年ごろ切り絵作家に転身。「バンドデシネ」と呼ばれるフランス語圏の漫画など中心に作家活動を続けている。10年前に初来日し、千代紙や折り紙を見て、「日本は美しい紙の宝庫」と驚いたという。

 フランス語圏の文化を日本で紹介する同団体主催の「フランコフォニーのおまつり」の一環で、各地でワークショップを開いている。「今回のツアーでは、望月めぐみさんや舟橋全二さんら著名な作家との出合いが大きな刺激になっている」とも。

 今月24日までゾマーさんの作品約10点を展示している。開館時間は11時~19時。