小倉の紫川を舞台に熱戦が繰り広げられる「全日本ダンボールボートレース」が今年は8月30日に開催されることになり、出場チームの募集が始まった。主催は、行政や民間まちづくり団体で組織される「紫川マイタウンの会」。
昨年の優勝チーム「オレンジピール号」。スリムな船艇が好タイムを生んだ。
地域交流や夏休みの思い出作りを目指して2009年から実施している同イベントは今回で7回目。段ボールで作られていれば形や大きさは自由というシンプルなルールで、毎年約40チームが約200メートルのコースをこいでタイムにより順位を競う。
ボートの製作に使われる段ボールは実行委員会から提供され、企業、大学、親子、国際交流団体、まちづくり団体、行政などのチームが、スピード重視のシンプルなデザインやアニメキャラクターを装飾するなど、それぞれが工夫を凝らす。
レース中は浸水するボートが続出する。沈没してゴールにたどり着けないチームのほか、自ら沈没を「やらせ演出する」チームも多数。川岸に陣取った参加チームの応援団や近くのデパートの買い物客などから大きな声援が送られるなど、市民の認知も進んでいる。
事務局では現在、参加チームを募集している。エントリー料は3,000円。問い合わせは新井硝子(がらす)店(TEL 093-521-0727)まで。