小倉城「大手門前広場」(北九州市小倉北区場内1)で10月18日、焼きうどんの皿を並べた数で「ギネスワールドレコーズ」に挑戦するイベントが行われた。主催は「小倉中央商業連合会」(事務局=紺屋町)。
認定証授与式。「小倉中央商業連合会」理事長の甲山さんとギネス公式認定員のグリナズ・ウカソヴァさん
正式な記録タイトル名は「ヌードルが入ったボウルをつなげた最も長い列」で、これまでの記録は2013年に台湾で達成された3000杯。実行委員会ではこれを上回る3150杯を目指した。
早朝から集まった「北九州調理師専門学校」(浅野2)の生徒やボランティアスタッフ約200人が30台の焼台で2時間かけ、汗だくになりながら焼きうどんを調理し、盛り付けた皿で長い列を作った。立会人である「ギネスワールドレコーズジャパン」(東京都港区)公式認定員のグリナズ・ウカソヴァさんは「3000皿以上という数だけでなく、ルールも見定める」と厳しい視線で一部始終を見守った。ギネスワールドレコーズでは「2013年から、地域振興のために世界記録挑戦をもっと使っていただくような取り組みを進めている」とも。
進行役はテレビ番組「大食い選手権」司会などで知られる北九州出身の中村ゆうじさん。観覧した市民へのインタビューなどを交えて賑(にぎ)やかに進み、13時には「認定」された。認定が済んだ焼きうどんは全て観覧客に振る舞われた。
実行委員会の主要なメンバーで「小倉焼うどん研究所」所長の竹中康二さんは「記録達成は本当にうれしい。15年の積み重ねがここにつながったが、これが目標ではなく通過点に過ぎない。今後も焼きうどんを通じたまちづくりに励む」と意気込みを見せた。