小倉駅新幹線口のKMMビル(北九州市小倉北区浅野2)で1月23日、農業への転職希望者を対象にした相談会が開催される。主催は「京築地域農業・農村活性化協議会」(事務局=行橋市中央1、TEL 0930-23-4215)。
これまで北九州市や京築エリアで「就農」した農家が講師となって「実体験をもとに、就農にあたっての心構えやアドバイス」などを話すセミナーと、個別相談会の2部構成となる。相談会では、「就農にあたっての支援策」「就農に向けた研修方法」などの相談を受け付ける。
2012年に新規就農者に対する国の給付金制度が発表され、同時期から問い合わせが増えたといい、以降、毎年10人ほどの新規就農者を受け入れ「現在は約35人が農業従事者として活躍している」(同協議会担当者)という。
全国的に農村エリアの過疎化が進み、高齢化による担い手の不足などによって、耕作放棄地が拡大している。他方で「TPP」締結などの外的要因も背景に、農業の6次産業化や自活が求められている。同エリアでは、米・麦・大豆のほかイチゴの「あまおう」やレタス、スイートコーン、イチジクなど園芸品目の生産が盛んで、同協議会では「経営の拡大や法人化を重点的に支援」している。
開催時間は13時~16時30分。参加無料。