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タイで「北九州観光ガイドブック」 現地で「北九州ブーム」を

ラクソニー・スリソムフェッチさん

ラクソニー・スリソムフェッチさん

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 タイ・チェンマイの広告会社「スリソムフェッチ」社長のラクソニー・スリソムフェッチさんが1月、タイ語版の観光ガイド「北九州の魅力紹介本」を出版し、北九州市役所で披露した。

誌面で、商店街店主らとの交流も紹介している

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 スリソムフェッチさんは「4回来北したことがあるが、最初の2回は『エコタウン』の視察で、それまでの北九州市のイメージは『環境に配慮した都市』のイメージしかなかった。その後訪れた時に、各地の観光を通じて(北九州市が持つ)いろいろな魅力に気づいた」という。

 昨年10月には、市がタイのメディア関係者ら12人を招き、テレビ・ラジオ・ブログなどを通じて市の魅力を発信する「ふるさと名物応援事業」にも参加した。この時に体験した市民との交流や各観光地が思い出深かったことで、ツアー参加者が写真や原稿を持ち寄って観光ガイドを発刊することになった。体裁はB5変形版で160ページ。3000部印刷し、タイ国内の書店などで販売する。

 観光課長の日々谷健司さんは「北九州に訪れる外国人は、主に台湾と韓国からの観光客が多いが、タイのテレビドラマや映画で4回北九州ロケが行われたこともあり、タイ国内で北九州の知名度が急速に上がってきている」と話す。5月にバンコクで開催される「国際旅行博」への出展などを通じてインバウンド施策を強化し、「タイ国内で北九州ブームを起こしていきたい」(日々谷さん)と意気込む。

 スリソムフェッチさんは今年5月にまた訪れ、北九州が舞台となったテレビドラマ「きもの秘伝」、「デビルラバー」などのロケ地巡りや、世界的に有名になった「河内藤園」を訪問する予定とも。

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