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小倉で「森鴎外モナカ」 明治の文豪・旧宅周辺の商店主が企画

「森鴎外旧宅」の前で壺山貴生さん

「森鴎外旧宅」の前で壺山貴生さん

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 市民団体の「森鴎外を盛り上げる会」(事務局=「北九州市小倉北区鍛冶町1、TEL 093-541-0252」は3月、「森鴎外モナカ」1万個を試作し、市民に無料配布している。

配布中の「森鴎外モナカ」。1万個制作し、「残り2000個となった」

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 明治の文豪・森鴎外が、陸軍第12師団軍医部長として小倉に赴任した時に住んだ「森鴎外旧居」(同)周辺の商店主や市民らで組織する同会。発起人で「龍園」(同)社長の壺山貴生さんが「繁華街にひっそりと佇(たたず)む文化財の価値をもっと市内外の人に知ってほしい」と、森鴎外にちなんだ商品開発やイベントを企画してきた。

 「まんじゅうをご飯に載せ、お茶を掛けて『まんじゅう茶漬け』にして食べるほどの部類の甘党」だった森鴎外にちなんで、もなかの商品化を思い立ったという壺山さん。試作品の配布は、市民らから森鴎外作品の代表作を選ぶアンケートを同時に行い、表面に刻印する題材を決める目的も兼ねる。

 16日・17日は、「お菓子と文豪」をテーマにした古書を並べる「ナツメ書店」(魚町3)、オリジナル家具工房「クリーチェアー」(福津市)など5店が集まるマーケットイベント「セレクトマルシェ」を行い、来場者にもなかを配る予定。開催時間は11時~16時。17日は森鴎外作品の「鶏」「舞姫」などの朗読会も。

 もなかの一般販売は8月ころを予定している。

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