小倉・京町のクラフトビール専門店「11(いちいち)タップ」(北九州市小倉北区京町2)が昨年12月のオープンから10カ月が過ぎ、サラリーマンや女性客、観光客らでにぎわっている。
カウンターやテーブルなど、人数や場合によって使い分けられる約43坪の広い店内。
店舗面積は約43坪、席数は70席。「異業種へチャレンジしたい」と考えていた電気工事資材販売を手掛ける店主の窪山暢頼(のぶより)さんが、「当初は『串揚げ屋』を計画していたが、近隣に(串揚げ屋の)チェーン店が進出してきたことで、自分の好きなクラフトビールの店に方向転換した」という。
「来春新しいスタジアムができることで、スポーツバーのニーズは高まると期待している」と言い、店内には中継用の大型テレビやプロジェクターを用意。店名の「11」は、11種の(クラフトビールの)タップという意味に合わせてサッカーのイレブンもイメージしている。
「当初イメージした業績より好調で、客層も幅広く出張族のサラリーマンや高齢者、若い女性客が目立つ。今後は披露宴2次会のニーズを掘り起こしたり、飲み放題のコースを設定したりして地元の若い層へアピールしていきたい」と窪山さん。
ビールは定番の「門司港地ビール・ヴァイツェン」のほか、「WANNA GO(ワナゴー)」「インディアサマーセゾン」「輝W7」(以上680円)など、たるごとに入れ替える各地のクラフトビール11種を提供するほか、「レーベンブロイ」(600円)や「ギネス」(700円)などの瓶ビールも用意する。ほかに、ソフトドリンク(380円~)やウイスキー(500円)、ワイン(480円~)、カクテル(580円~)なども。
主なフードメニューは、「オリジナルレシピのひき肉を提携工場で詰めてもらっている」という「ソーセージ5種盛り」(1,580円)や「フィッシュ・アンド・チップス」(580円~880円)、「スペアリブのホロホロ黒ビール煮込み」(880円)などを用意した。1周年を迎える12月までに「イタリアンのシェフを雇い入れ、パスタなどのメニューも充実させる」とも。客単価は約2,000円。
営業時間は17時~24時(土曜・日曜は14時~)。