小倉在住の元幼稚園教諭で主婦の大見晃子(おおみあきこ)さんが1月11日、自身がデザインした「締め付けない」下着のブランド「マタラクチャー」を立ち上げた。
長年にわたって下着の締め付けやかぶれに悩んでいた大見さん、夫のトランクスをはいて寝てみたところ「快適だった」が、女性らしさが損なわれることや「スカスカしすぎて落ち着かない」など、満足行くものではなかった。同様の悩みを抱える女性向けの商品として、ふんどし型のものは出回っているが、「布の面積が狭く落ち着かない」と感じ、自ら開発することにしたという。
技術力のある縫製工場を探し当て製造を依頼したが、柔らかい生地で縫製が難しく、「これまでにない商品なので需要が見込まれない」と、いったん断られた大見さん。それでも粘り強く交渉し、デザインや生地などを検討し、試作を重ねて完成にこぎ着けた。
「マタラクチャー」はペチコート型の下着で、「ペチコートよりも厚手ながら、衣服の外観に響かず、蒸れにくく、動きやすい。室内で過ごせるよう違和感のないデザインを工夫した」とも。「いままでありそうでなかった商品。多くの人に試してもらいたい」と呼び掛ける。
価格は5,184円。同社サイトで購入できる。