小倉の商品企画会社「YKストアーズ」(北九州市小倉南区企救丘)5月、新商品のインテリア照明器具「objet de merde(オブジェ・ド・メルデ)」の販売を始めた。
IT会社「Tanosy Japan Inc(タノシージャパンインク)」(小倉北区浅野2)とコラボ開発した同商品。商品名はフランス語で「うんこのようなもの」の意味。
高さ約15センチの白い原石をそぎ落としたようなデザインに、点灯すると「うんこ」の文字が浮かび上がるのが特長。吉田さんは「ともすとすぐに消したくなる、照明としては常識はずれのデザイン」と話す。
3Dプリンターによる商品試作を専門とし「みんなの『作りたい』を実現する」がコンセプトの「タノシー」に、「大人がくすっと笑える商品づくり」をコンセプトに掲げる「YKストアーズ」社長の吉田一直さんが企画を持ち掛け、約2カ月かけて完成した。
同商品を開発した「タノシー」社長の武内啓さんによると、消灯時は文字を見えなくし、点灯時にのみ文字を浮かび上がらせる仕掛けに苦労したという。吉田さんは「シャープなデザインが和洋や年代・テイストを問わずどんなインテリアにもマッチするものを目指した。おしゃれなデザインとふざけたコンセプトのコントラストを楽しんでほしい」と話す。
武内さんは「文字だけでなくロゴや図柄を埋め込むことが出来る3Dプリンターでの製造という利点を生かして、今後企業のオリジナルグッズなどにも展開していきたい」と意欲を見せる。
価格は9,800円。