八幡の「あおい畳店」が8月20日、宅配便用のトラックを改造した移動式たこ焼き店「銭だこ」の営業を始めた。主な拠点は、国道211号線沿いレンタルビデオ店「パルパル」(北九州市八幡西区町上津役西1)駐車場。
店主の長嶺光真さんは7年ほど前、大阪市から北九州市に転居し畳店を開業した。かつて大阪でたこ焼き店を営んだ経験も持つ。「北九州に移り住んで、以前自分が作っていたたこ焼きとの違いにがくぜんとした」と長嶺さん。「それならば」とかつての味を再現し、3月に1号店「銭だこ」(三ヶ森3)をオープンした。
その後、「固定された店よりも、お客のいるところに自ら移動できる店」として、約250万円をかけトラックを改造。出店候補地を探していたところ、「このビデオ店と隣の釣具店のお客の出入りが多いことに気がつき、すぐにオーナーと交渉した」という。
生地は、メーカーと研究を重ねたオリジナルブレンドの小麦粉を、鶏がらで取っただしで延ばしたもの。ソースは大阪当時を再現したというオリジナルブレンド。「外側はかりっとして、中はとろーっと焼き上げている。中でも、ソースやしょうゆなどなにもかけない『ぼうず』の味を再現するのは大阪での経験が生きた」と長嶺さん。
主な商品は、ソース、しょうゆ、塩、ぼうず。価格は全て6個入り300円。
営業時間は12時~20時。