黒崎カムズ名店街(北九州市黒崎2)で9月6日、アーケード内の路上で乾杯するイベント「黒崎96の日」が行われた。主催は副都心黒崎開発推進会議や北九州市などで組織する実行委員会。
【関連画像】19時6分、会場に詰めかけた1960人が一斉に乾杯した
実行委員の池本綾女さんによると、「黒崎の『住む人・働く人』の記念日として9月6日を『くろの日』と定めて昨年初開催した。960人を目標にチケット(缶ビールとつまみ、500円)を販売したが、実際には1500人以上が集まった」と言い、今年は前年を上回る1960人を集客した。
同商店街一帯は近年、シャッターが閉ざされた店舗が目立ち始め、市民が主体となったにぎわいづくりが活発化している。池本さんらは、「黒崎周辺の住民が楽しくまちづくりをする場」として3年前から「タウンドシップスクール」を主宰している。同イベントにもスクールメンバーや市民ボランティア合わせて140人が取り組んだという。「役職や地位に関係なく、企業も個人も行政も一緒に知恵を絞り現場で汗を流す。まちづくりを通じて友情を育む『タウンドシップ』の成果」と笑顔で話す。
今回は「オール黒崎でまちのお祝いを」と周辺の大型商業施設などが記念セールを行うなど、呼び掛けも広がっている。ステージでは、池本さん自ら仲間とともに合唱も披露したほか、「スターフライヤー」(小倉南区空港北町)のCAやグランドスタッフらによるダンスグループ「ステラマリス」がオリジナルのダンスを披露した。
池本さんは「来年の9月6日も、さらに内容を充実させて開催したい」と意気込む。