小倉の台湾料理専門店「麗白」(北九州市小倉北区魚町2、TEL 093-287-8287)で11月15日から冬メニューの提供が始まり、台湾北部の観光地「九フン(フンはにんべんに分)」の郷土菓子「九フンいも団子」の提供が始まった。
【関連画像】「佛跳牆(ぶっちょうしょう)」(5,800円、要予約)
同店のメニューは、「季節ごとに体に優しい地元の素材を使い、欧風コース料理のように提供するヌーベルシノワ・スタイル」(店主の張玉輝さん)が特徴で、地元北九州の素材にほれ込んだという張さんが「一般的に中華料理といえば濃い味付けのイメージがあるが、優しい味付けで食後も胃がもたれない」料理を提供している。
「冬になって、おいしい芋を手に入れられるようになった」といい、タロイモや安納芋を使った「九フンいも団子」(380円、要予約)を今年から初めて提供。映画「千と千尋の神隠し」の舞台のモデルにもなったという九フンで郷土菓子として提供されている「いも団子」は、現地を訪れた観光客の多くが高台からの景色とともに楽しんでいる。
「九フンに行ったことのあるお客さまの要望で作った。北九州でこれを食べられる店は少ないと思う」と張さん。ほかに、干しアワビやフカヒレを煮込んだ「佛跳牆(ぶっちょうしょう)」(5,800円、同)なども冬の味覚として提供を始めた。
営業時間は11時30分~15時、17時~22時。日曜定休。