「若松市民会館」(北九州市若松区本町3)で来年1月7日、介護福祉をテーマにした映画「ケアニン~あなたでよかった」の自主上映会が開かれる。主催は、介護などの悩み相談に応じている「暮らしの保健室in若松 こみねこハウス」(迫田町1)を中心に、介護関係者らが組織した実行委員会。
何となく介護福祉士になった主人公の青年が、就職した施設で認知症の女性と出会い、介護という仕事に真摯(しんし)に向き合うようになる姿を描く同映画。ドイツや中国で上映が決まるなど、海外でも話題になっている。
同上映会は、映画本編(105分)に加えて、映画の舞台にもなった「あおいけあ」(神奈川県藤沢市)代表で、NHKプロフェッショナル「仕事の流儀」などでも取り組みが紹介された加藤忠相(ただすけ)さんと、映画を鑑賞した介護関係者によるトークセッション(60分)の2部構成となる。
こねみこハウス代表の杉本みぎわさんは「入居者一人一人が過ごしやすい個別ケアのスタイルを大切にしながら、地域との壁を取り払い、近所の人や子どもたちが出入りするなど、固定観念にとらわれない『あおいけあ』の介護のスタイルを知ってほしい」と話す
開催時間は10時~13時、13時30分~16時30分。入場料は1,000円。