小倉・紫川の「水上ステージ」(北九州市小倉北区船場町)で3月11日、「紫川大歌声喫茶2018」が行われ、約700人の市民らが歌声を披露した。
この日は12時から、東北の郷土料理「いも煮」販売や、小倉商業高校生徒による東北物産販売などが行われた。13時から始まったステージでは、小倉南高校吹奏楽部、小倉商業高校吹奏楽部の演奏や、「フラダンス甲子園」によるフラダンスのパフォーマンスなどが行われた。
14時30分からは、中・高校生から70代のシニア世代まで幅広い年齢層の地域住民が、「上を向いて歩こう」「花は咲く」など13曲を歌い上げた。東日本大地震発生時刻の14時46分ころには参加者全員で黙とうをささげた。
実行委員長の辻利之さんは「復興という言葉を風化させないよう、いまだ風評被害の続く東北地方への思いを、遠く九州の地からで元気に届けたい」と話す。
販売で得た収益や集まった募金は、福島県こどもみらい局「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に送られる予定。