小倉の「魚町銀天街」(北九州市小倉北区魚町1~3)で4月28日、映画「スターウォーズ」に登場するロボット「R2-D2」の等身大レプリカが走行する場面があった。
ロボットを製作したのは大野城市在住で英語講師のリチャード・ネイピアー・イノウエさん。「いつか、完全に機能するR2型ロボットを作りたいと話しても周囲に笑われていた」と振り返り、その夢を実現するために、約4年3万ドルの費用をかけて、アルミニウムの外装からプログラミングまで全て自作し、2014年に完成した。イノウエさんは、週末の賑わう繁華街などでときどきロボットと散歩し、通行人らのリアクションを楽しんでいる。
イノウエさんによると「110キログラムの重さで400以上の効果音や音楽を発することができる」という。レンズ部分はモーションセンサーになっており、手の動きで進行方向を指示したり動きを止めたりすることができる。「このR2は、映画に登場する『R2-D2』のいとこ『R2-J1』という設定で、日本で初めてのR2型ロボット。『ルーカスアーツ』からもライセンスを得ている」とも。
プレミアムフライデーの繁華街を走行するロボットに、通行人の多くが驚き、写真に収めたり、話しかけたりと賑やかな一幕となった。