小倉・鍛冶町の「鴎外通り」(北九州市小倉北区鍛冶町1~2)の舗装工事が進み、石畳風の路面が現れた。
【関連画像】森窓外の著作をイメージし「鳥」のデザインをあしらった街灯
北九州市建設局道路維持課によると、従前のインターロッキング(舗装用ブロック)が老朽化したことによる改修工事で、「通常、アスファルト舗装以上の工事費用は地域住民の負担が原則だが、『ミクニワールドスタジアム』から繁華街への導線確保や、『安心安全のまち』のイメージ維持のために、試験的に市費として工事している」という。
平坦なアスファルトの施工後、再度熱を加えて路面を柔らかくし、ワイヤロープによる型押しで模様を入れる「型押しアスファルト舗装」という工法で、さらにグレーの塗装を施すことで、石畳風に仕上げる。
同通りの西側は店舗が多数立ち並び夜中でも明るいが、東側の「森鴎外旧居」周辺は街灯が少なく暗い。舗装工事に併せ、森鴎外の著作にちなみ「鳥」をデザインに取り入れた街灯17灯も設置した。
工事完了は「小倉祇園太鼓」が始まる7月を予定する。