旧「スペースワールド」(北九州市八幡東区東田4)のメインゲート付近に、閉園を惜しむファンのメッセージが続々とつづられている。
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アトラクションの「ザターン」や観覧車などが続々と解体される姿がツイッターやインスタグラム、フェイスブックなどへ思い出とともに投稿されるなど、悲しみの余波は未だ続いている。閉園前からあった園内各所やフェンスなどの書き込みに加え、閉園後も訪れたファンや元従業員らも思い出をつづっている。
「宇宙博物館」に展示されていた「月の石」は、一旦NASA(アメリカ航空宇宙局)に返還されたが、交渉の結果北九州市が借り受けることが決まった。「北九州市立いのちのたび博物館」(同)で2018年中に展示される見通し。
シンボルでもあった「スペースシャトル」は、閉園前に「10億円で売ります」と発表されたが、現在まで買い取り手は見つからず、北九州市はシャトルの存続も要望していた。シャトルを取り囲むように運行していた「ヴィーナスGP」は現在解体工事中で、元運営会社「加森観光」(本社=札幌市中央区)が運営するレジャー施設へ移設する。
園内の同社事務所は6月末までに後処理を終え撤退が完了した。