「北九州空港」(北九州市小倉南区空港北町)から11月1日、6年ぶりのホノルル行き国際チャーター便が飛び立つ。運航会社は「日本航空」、旅行引受会社は「JTB」。
日本航空による「北九州-ホノルル」のチャーター便は以前複数回運航してきたが、経営破綻(2010年)や「北九州支店」が閉鎖(2011年)されたことなどを受け、2012年を最後に休止していた。
「経営改善も軌道に乗り、地域密着や地方への貢献という言葉が社内からも聞こえ始めてきた。北九州でも久しぶりにホノルル行きを運航できないかと、行政や業界の方々と情報交換しながら実現にこぎ着けた」と同社経営企画本部地域活性化プロデューサーの武知真一さん。
使用する機材は「ボーイング787-8」で、同社では「JAL SKYSUITE」と呼び、フルフラットになる個室感覚の「らくらくシート(ビジネスクラス)」が38席設けられていることが特徴となっている。「北九州から直行でホノルルに降り立つことができる便利さを知ってほしい。787-8が北九州空港に飛来するのは初めてなので、航空機ファンも見逃せないのでは」とも。
同時期に「スターフライヤー」が台北便を就航予定で、北九州空港関係者は「国際路線ニーズの高まりが期待される」と話す。