「北九州市水環境館」(北九州市小倉北区船場町2)が3月31日、展示物の入れ替えや内装を改修しリニューアルオープンした。
同館は1990年、建設省(当時)の認定を受けた「紫川マイタウン・マイリバー整備事業」に基づいて計画され、紫川の水質や環境改善の歴史を振り返る施設として2000年に完成した。開館から17年が過ぎた一昨年から老朽化した施設などを中心に改修工事が進められ、いったんオープン後、昨年10月からは展示物の入れ替えのために全館休業していた。
「まなびエリア」「つながりエリア」「くつろぎエリア」の3つのゾーンに分かれ、水のゆらぎを映し出す幅約20メートルの大型スクリーンや飲食可能な休憩コーナー、触れると画像が反応する壁面アート、「トビハゼ」のタッチングプール、汚染や違法建築を克服した紫川の歴史コーナーなどを新たに導入した。
リニューアルは、ロゴデザインや指定管理業者の変更などにも及び、現代らしいシンプルなロゴデザインが採用されたほか、運営面では「都心部に流れる河川をもっと身近に。まちと人と川をつなぐ施設にしたい」(館長の内村政彦さん)と「カヌー体験」なども計画している。同館には「シャワー室」も用意された。
開館時間は10時~19時。火曜休館。入場無料。