さまざまな印刷技術を伝える展示「いろ色ひろがる印刷展」が10月12日、「北九州イノベーションギャラリー」(北九州市八幡東区東田2、TEL 093-663-5411)で始まった。
石版(リトグラフ)や活版印刷などかつての印刷技術から、ホログラムやVR(仮想現実)実験など現代の印刷手法までを「魅せる印刷」「伝える印刷」「感じる印刷」の3コーナーに分け紹介する。永井一正さんら、有名グラフィックデザイナーの実験的な印刷によるポスターや、実際の印刷で使われる巨大なロール紙(約640キログラム)なども展示するほか、活版印刷機による名刺やコースター印刷も体験できる。
360度のパノラマ映像を映し出すエアドーム展示(11月9日・10日)や、シルクスクリーン印刷体験(12月8日)なども予定する。
企画担当者は「身の回りの製品が技術と芸術的要素の両方を兼ね備えていることを、楽しみながら知ってもらいたい」と期待を込める。
入場料は、大人=300円、小・中学生=100円。月曜定休。12月22日まで。