小倉都心部を彩る冬の風物詩「小倉イルミネーション」が11月8日に始まり、点灯式を兼ねた「大乾杯大会」が行われる。開催は今年で19回目。
「灯(とも)る。ひろがる。光のまち。」をテーマに、小倉駅小倉城口や新幹線口、紫川河畔、「井筒屋クロスロード」「リバーウォーク北九州」「チャチャタウン小倉」「FFG北九州本社ビル」など、都心部一帯をイルミネーションで彩る。
米CNNニュースサイトで「日本の最も美しい場所31選」(2015年)と紹介された「河内藤園」をイメージした、鴎外橋上の光のトンネルが復活する。「インスタ映え」を意識して設置され、多くの通行客が足を止めたKOKURAサインモニュメントは今年も設置される。
点灯カウントダウンと共に行われる「大乾杯大会」は、紫川河畔のボードウオークや沿道に、ビールやつまみを用意したテーブルを設け、毎年約4000人の参加者でにぎわう。「イルミネーションで冬の小倉の雰囲気が一変する。毎年楽しみにしている市民も多い」と実行委担当者。
ステージから発せられる「乾杯」の合図にイルミネーションが一斉点灯され、ビールやつまみで勢いがついた酔客たちは近隣の居酒屋や飲食店に流れる。飲食店関係者は「忘年会を控えて少し利用が落ち込む時期に、イルミネーション見物の来場客で少しでも売り上げを伸ばしたい」と期待を込める。
「大乾杯大会」の参加料は1,000円。受け付け開始は18時(乾杯は18時30分を予定)。点灯は来年1月13日までを予定。