北九州市は11月7日、ラグビーワールドカップで北九州入りした「ウェールズ」代表チームに感謝を伝える全面広告を、地元有力紙「Western Mail」に掲載した。
ウェールズ地元紙「Western Mail」に掲載した紙面デザイン
準決勝まで進んだウェールズ代表チームは惜しくも3位決定戦も敗退したが、北九州市でキャンプをしたこと、公開練習に市民1万5000人が詰め掛けたこと、市民がウェールズ国歌の練習を重ねたことなどに対して、11月2日付毎日新聞に全面広告を掲載。「北九州市は私たちウェールズ国民にとって、特別な場所になりました」(原文ママ)と感謝を伝えた。
国際スポーツ大会推進室の担当者は「市民のみならず市出身者、幅広い方々に喜ばれ、『北九州市民であることを誇りに思う』などの声が多く寄せられた。シビックプライドの醸成にも大いに寄与した。ウェールズと北九州市との絆を強固なものにするために広告を掲載した」と言う。両都市の友情メッセージの交換となった。
広告では「ラグビーウェールズ代表チームとウェールズの皆様へ。私たちの街をあなた方のホームとして選んでくれてありがとう。皆さんをお迎えし、15,000人を超えるファンに向けた公開練習を実施できたことは、私たちにとって名誉なことでした。また、皆様の美しい国歌を学び、歌うことができ、光栄に感じています。ラグビーを通じて日本を盛り上げていただき御礼申し上げます。北九州にお越しいただく際は、いつでも歓迎します」(市発表の原文)という内容を英文でつづっている。