焼き肉専門店「龍園」(北九州市小倉北区鍛冶町1)が3月16日から、テークアウトカレーのサブスクリプションサービスを始めた。
社長の壺山貴生さんによると、「(新型コロナウイルスの影響で)歓送迎会のシーズンにもかかわらず企業の予約が軒並みキャンセルとなり、対前年比で約4割売り上げが落ち込んでいる」といい、店を切り盛りする店長の大島忠昭さんが個人客向けの新サービスとして思い付いた。
カレーはランチ時に提供している黒毛和牛の牛スジやタンを使った100%ビーフカレーで、10種程度のスパイスを使ったオリジナルレシピ。「肉の存在感が人気で毎日30食程度出る人気メニュー」という。店頭での価格は600円だが、契約から30日間定額4,298円で毎日1食以内提供するサブスクリプションサービスとした。
同店はビジネス街と夜の繁華街が混在する鍛冶町に位置し、サラリーマンを中心にランチも満席になる人気店。申込者に渡される会員チケットは、店舗利用時のワンドリンクサービス券も兼ねる。
大島さんは「サブスク会員を100人程度集めたい」と意気込む。
テークアウトカレーの提供時間は12時~17時(月曜~金曜)。
壺山さんは「とにかく大勢で楽しめる焼き肉のニーズが激減している」と危機感を募らせ、持ち帰り焼き肉セット(厚切りタンや黒毛和牛カルビ、ロース、ハラミなど2~3人前、1万円)も用意した。
営業時間は月曜~金曜=11時30分~13時30分・17時~23時、土曜=12時~23時、日曜・祝日=12時~21時30分。