国による「緊急事態宣言」が4月7日発令され、北九州市も対象地域となった。小倉駅周辺の繁華街は現在、人通りが途絶え閑散としている。
大型商業施設「アミュプラザ小倉」(北九州市小倉北区浅野1)では、地階のテナント「レッドキャベツ」、「井筒屋小倉店」(船場町)地下食品フロア、「チャチャタウン小倉」(砂津)内「西鉄ストア」などを除いて全館休業となった。
「リバーウォーク北九州」(室町1)は、スーパー「レガネットキュート」と「やおや植木商店」、ブティック「ベイブルック」を除いて休館した。「無印良品」の大型店を4月末にオープンする予定だった「アイム」(京町3)も休業を決めている。
指定期間は5月6日までだが、いずれの商業施設も休業期間を「当面の間」としており、営業再開日は立てていない。
「魚町銀天街」や「京町銀天街」のアーケード内でも、営業を自粛しシャッターを閉めている店が目立つ。一部飲食店では店を開けているが、客を店内へは誘導せず、持ち帰りメニューを店頭に並べて販売する手法に切り替えた。居酒屋「福助商店」(魚町2)店長の永津雅人さんは「人通り自体がめっきり減ってしまったので、持ち帰りメニューの売り上げもあまり期待はできない」と肩を落とす。
小倉駅南西エリアの風俗店が多い一帯も静まり返っている。普段は電飾看板で客を誘うストリップ劇場「A級小倉」、成人向け映画館「名画座」、アダルトグッズショップ「東京レディ」(京町2)など一様にシャッターを下ろしている。