小倉城周辺で竹灯籠をともすイベント「小倉城竹あかり」が10月31日、始まった。
「歴史の森」ステージでは、伝統舞踊などが披露される。初日は「合馬神楽(おうまかぐら)」も行われた
小倉城庭園周辺や歴史の道、大手門広場などの無料観覧エリアのほか、有料エリアの天守閣広場などに、今年7月から準備した竹灯籠3万個を設置する。
実行委員長の辻利之さんは「コロナ禍で開催も危ぶまれたが、100日間延べ3000人のボランティアスタッフで竹灯籠に仕上げた。合馬地区の竹40トンから2万数千個の竹灯籠を作り、高校生らによって竹製の紙で作った灯籠も7000個加わり、約3万個になった」と言う。
北九州市は、一昨年「日本新三大夜景都市」に認定された。「この夜景イベントを、北九州市の象徴的な風物詩にし、観光客に北九州市に訪れるきっかけづくりにもしたい」とも。
終了後、灯籠は廃棄せずに希望する市民に配布するほか、土壌改良材などに転用する。市民力で作り上げたイベントを、観光推進やSDGs(持続可能な開発目標)、循環型社会につなげる。
11月3日まで(2日は雨天のため中止)。点灯時間は17時30分~21時30分。