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小倉の「魚部カフェ」、「ドジョウ蒲焼き丼」でサステナブル優秀賞

工藤雄太さん(左)と上野由里代さん

工藤雄太さん(左)と上野由里代さん

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 NPO「北九州・魚部」(大手町2)が2月1日、伝えたい食と農林水産業に関わるサステナブルな取り組み動画を募集する「サステナアワード2020 伝えたい日本のサステナブル」(農林水産省、消費者庁、環境省共催)で「レジェンド優秀賞」を受賞した。

「ドジョウ蒲焼き丼」(1,100円)

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 同NPOの前身は、紫川の環境や生態系を調査する高校のクラブ活動「北九州高校魚部」で、2018(平成30)年、市民が誰でも部活動できるようにとNPO法人化した。現在は、生き物文化を発信するカフェ「バイオフォリア(魚部カフェ)」(北九州市小倉北区下到津5、TEL 093-287-0517)を運営するほか、自然環境や生き物の調査・発表・講演会などを通じた発信事業、雑誌「ぎょぶる」の発行を行っている。

 カフェ店長の工藤雄太さんと副理事長・上野由里代さんが、NPOの活動やカフェの紹介、提供する「ドジョウ蒲焼き丼」などを、約3分間の動画に収めエントリーした。上野さんによると受賞は、「絶滅が心配されているニホンウナギと違い、卵から完全養殖でき生産サイクルが完成されたドジョウを提供していることなどが評価された」と言う。

 ドジョウは、「大分県宇佐市で『無泥養殖』に取り組む業者から入手しており、泥臭さが全く無く、肉厚の身が特徴。環境負荷の大きいウナギに代わる選択肢として選んでもらいたい」(工藤さん)と期待を込める。

 「ドジョウ蒲焼き丼」(1,100円)のほか、「ドジョウの唐揚げ&フライドポテト」(935円)、「自家製パンで作るホットサンド」(660円)や「カツサンド」(825円)、「ハニートースト」(1,320円)なども提供する。

 カフェ内には自然環境や生物をテーマに集めた本を1000冊以上陳列するほか、魚や小動物をモチーフにした雑貨の販売、生物や環境の専門家を講師に呼び「サイエンスカフェ」の開催も行っている。席数は約20席。

 営業時間は11時~20時(金曜・土曜は23時まで。コロナウイルス終息までは18時まで)。火曜定休。

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