個性的な情報発信をすることで知られる「永明寺」(北九州市八幡東区川淵町)住職の松崎智海(ちかい)さんが1月19日、初著書「だれでもわかる、ゆる仏教入門」を発行した。
仏教の基礎知識、現代人の悩みを仏教の考えで解決するQ&A、仏教界を牽引する他宗派のリーダーらとのインタビュー、日常生活の中でのお寺や僧侶との関わりなど、4章にまとめた。
「お寺だからクリスマスはしません、ハッピー法輪デイズ」や、「グラム単価で考えるとポルシェよりふりかけのほうが高い」など、独特のメッセージを門前の掲示板に書き出し、SNSを通じて発信もしている松崎さん。仏教界のインフルエンサーの異名も取る。
活動の根幹には「皆さんの、お寺への垣根を下げること」にある。同書が「お寺選びの、文字通り入門書になれば」と言い、自身の浄土真宗にこだわらず、他伝統宗派の特徴や教えを「道が違うだけ」と紙面を割いて紹介した。
体裁はB6版208ページ。1,430円。