「子どもノンフィクション文学賞」の表彰式が3月20日、「北九州市文学館」(北九州市小倉北区城内4)で行われ、中学生の部・佳作を受賞された秋篠宮悠仁さまがオンラインで出席した。
「第12回子どもノンフィクション文学賞」受賞作を集めた文集。悠仁さまが綴った「小笠原諸島を訪ねて」のページ
応募は小学生・中学生の部合わせて357作品が集まった。審査員には、児童文学作家の那須正幹さん、ノンフィクションライターの最相葉月さん、イラストレーターで俳優のリリー・フランキーさんらが名を連ね、小学生と中学生の部で、それぞれ大賞(1作品)、佳作(2作品)、選考委員特別賞、学校団体賞(以上各3作品)が選出された。
悠仁さまは、4年前に紀子さまと旅行した小笠原諸島での出来事を綴り、「このたびは、このような素晴らしい賞をいただき、大変嬉しく思います。小学5年生の夏休みに小笠原諸島を訪ねました。父島や母島で暮らす人々との交流を通して得た経験は、4年たった今でも心のなかに鮮明に残っています。滞在中は島の方々の案内で山や海に出掛け、豊かな自然に触れました。
また、小笠原に伝えられる南洋踊りや食文化に親しみ、離島の生活や歴史を知る機会になりました。そして島の方々の温かさに感銘を受けました。これらのことをまとめておきたいと思いこの作文を書きました。これからも小笠原諸島での出合いや思い出を大切にしていきたいと思います。ありがとうございました」と受賞の喜びを話された。