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悠仁さまが入選 北九州市「子どもノンフィクション文学賞」

北九州市中央図書館に隣接する「北九州市文学館」(手前のカーブ部分)

北九州市中央図書館に隣接する「北九州市文学館」(手前のカーブ部分)

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 秋篠宮ご夫妻の長男・悠仁(ひさひと)さまが「子どもノンフィクション文学賞」(北九州市文学館主催)の佳作に入選された。同館が3月12日、発表した。

「第12回北九州市子どもノンフィクション文学賞」募集チラシ(オモテ)

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 同賞は2009(平成21)年に始まり、今年で12回目。「自分の身の回りで、見たり、聞いたり、体験したりしたことの中で疑問に思ったこと、驚いたこと、興味を持ったことを自分の力で調べたり、考えたりして、作り事を加えずに自分自身の言葉で書く」をテーマに、全国の小中学生を対象に応募を受け付けた。

 審査員には、児童文学作家の那須正幹さん、ノンフィクションライターの最相葉月さん、イラストレーターで俳優のリリー・フランキーさんらが名を連ね、小学生と中学生の部で、それぞれ大賞(1作品)、佳作(2作品)、選考委員特別賞、学校団体賞(以上各3作品)を選出する。応募は小学生・中学生の部合わせて357作品が集まった。

 現在、お茶の水女子大学付属中学校2年の悠仁さまは、小学生だった2017(平成29)年7月、一般客に混じって紀子さまとお忍びで旅行したことが、後の週刊誌報道などで知られている。

 小笠原村のフェイスブックページなどでも、野生のイルカと一緒に泳いだことや戦没者慰霊碑に献花したことなどが紹介されており、応募作の「小笠原諸島を訪ねて」はこれらの体験をテーマにし、「4年前に小笠原諸島を訪ねたときの思い出を振り返り、その後、島の人たちと交流したことを書きました」(プレスリリース原文ママ)とあらすじを説明されている。

 同小の卒業文集には、「お茶小の六年間~人は自然の中で生きている」と題した6年間の振り返りを寄稿。「緑が多く、自然が豊かな学校で、他学年の仲間と一緒にいろいろな課題に取り組み、学んだことで、新しいことに気づいたり考えたりしました。そして、自分の力になったと思うことがいくつもありました」(文集原文ママ)と、小学校生活の締めくくりをつづっている。悠仁さまは2019(平成31)年、「第69回全国小・中学校作文コンクール」(読売新聞社主催)でも入賞されている。

 北九州市文学館の担当者は「こういった形で(文学賞に)関心が寄せられることは、市が進めている『文学の街-北九州』の取り組みにも沿っており、広く知ってもらういい切っ掛けとなった」と話す。

 表彰式は3月20日、北九州市文学館(北九州市小倉北区城内4)からオンラインで行われる予定。受賞作は同文学賞のサイトで公開予定。

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