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北九州にグランピング施設 「星降る平尾台」をテーマに

360度のカルスト台地を臨む芝生広場に設置したグランピングテント

360度のカルスト台地を臨む芝生広場に設置したグランピングテント

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 グランピング施設「フォレストキャンプ小倉」が5月1日、「平尾台自然の郷(さと)」(北九州市小倉南区平尾台1)内にオープンする。市有施設の同所指定管理者「ハートランド平尾台」(同)と運営会社「フォレストキャンプ小倉」の共同運営。

テント内にはベッドやカウチ、冷蔵庫、エアコンなどを設置している

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 グランピングとは、グラマラス(魅力的、豪華)とキャンピングを合わせた造語で、あらかじめキャンプ用具や食材が用意された宿泊施設を言う。同施設は、直径約5メートルの円形テント(6棟、将来的に12棟)内にベッドや冷蔵庫、エアコンなどを設置。敷地内のレストランやシャワー、トイレなどを利用する。

 テントのインテリアはそれぞれ 「ボヘミアン(ヨーロッパ民族風)」や「アーバンポップ」「ミッドセンチュリー」などのデザインに分けた。食事は、『関門海峡タコ』や『豊前海一粒カキ』などの地元ブランド食材、小倉南区や若松区の野菜など、地元にこだわった食材」(運営会社代表の矢野裕之さん)を用意した。

 居酒屋や農園を経営する矢野さんは「以前からアウトドアを満喫できるサービスをしたいと考えていた。平尾台という豊かな自然がありながら宿泊施設がないことに気付き、飲食店やイベントを運営する周囲の仲間、インテリアデザイン会社に相談し、構想から約1年半で開業にこぎ着けた。通常のキャンプより気軽に快適に、星降る平尾台を満喫できる」と言う。

 「平尾台自然の郷」は、約20年前の開業当時、年間40万人の来場者を数えていたが、近年は20万人程度にとどまる。広報プロデューサーの内藤翔太さんは「今後、キャンプ婚活やアウトドアウエディング、サウナ、音楽フェスイベント、地元産にこだわった食事など、宿泊以外のコンテンツも充実させ、かつてのような来場者数に引き上げたい」と意気込む。

 利用料金は2万2,000円(1人1泊、バーベキュー・朝食付き)~。4月30日までプレオープンとして1万3,200円(同)で利用できる。

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