北九州市議会が3月4日、開催中の本会議を一時中断し、決議文「ロシアによるウクライナ侵略を非難し、恒久平和を求める決議」を全会一致で可決した。
市議会事務局ホームページによると「世界中が新型コロナウイルス感染症への対応に追われている中、国際社会による懸命な外交努力にもかかわらず、本年2月24日、ロシアはウクライナへの侵略を開始した。既に、子どもたちを含む多数の犠牲者が出ており、心から哀悼の意を表する。
このようなロシアの行動は、明らかに、武力の行使を禁じる国際法及び、国際の平和と安全の維持を主目的とする国連憲章に違反し、世界の安全保障と国際秩序を脅かす侵略であり、断じて認められない」(原文ママ)といい、提出された決議文に対し、出席した議員全員が賛成・可決した。
北九州市は市庁舎南面の窓を使って「平和」への願いを表した。「勝山公園」で遊ぶ子どもたちとともに「平和」の文字を撮影した塾経営の西村忠さんは「非核平和都市宣言をしている北九州市が、いち早くこういうメッセージを出す意義は大きい。早く収束してほしい」と話した。