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小倉で日伊合作オペラ「ラ・ボエーム」 コロナ禍乗り越え上演

北橋健治北九州市長を表敬訪問した出演者ら。(左から)フィリッポ・エンリーコ・ポリネッリさん(バリトン)、アレッサンドラ・デッラ・クローチェさん(ソプラノ)、アルベルト・プロフータさん(テノール)、カルロ・アントニオ・デ・ルチアさん(演出家)、蓮井求道さん(北九州シティオペラ理事長)、板波利加さん(ソプラノ)、党静子さん(ソプラノ)

北橋健治北九州市長を表敬訪問した出演者ら。(左から)フィリッポ・エンリーコ・ポリネッリさん(バリトン)、アレッサンドラ・デッラ・クローチェさん(ソプラノ)、アルベルト・プロフータさん(テノール)、カルロ・アントニオ・デ・ルチアさん(演出家)、蓮井求道さん(北九州シティオペラ理事長)、板波利加さん(ソプラノ)、党静子さん(ソプラノ)

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 日伊共同制作のオペラ「ラ・ボエーム」が5月4日・5日、「北九州芸術劇場」(北九州市小倉北区室町1)で上演される。

オペラ出演者らと北橋健治北九州市長、市関係者

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 北九州市の民間オペラ団体「NPO北九州シティオペラ」とイタリア・トリエステ市の「ヴェルディ歌劇場」との共催。同団体と同劇場は2016(平成28)年にパートナーシップを締結し、2017(平成29)年、「ジャンニ・スキッキ」や「カヴァレリア・ルスティカーナ」を共同で上演した。2018(平成30)年には北九州芸術劇場で「ランメルモールのルチア」も上演し、親交を温めてきた。

 イタリアから運ぶ衣装や舞台装置、現地の指揮者や演出家、イタリア人演者と地元ゆかりの日本人演者の共演などが好評を得てきたというが、2021年9月に同劇場で予定していた公演はコロナ禍により中止となった。

 北九州シティオペラ理事長の蓮井求道さんによると「すでにコンテナ船で発送されていた舞台装置などは香港で足止めとなり、イタリアに戻すか、日本で預かっておくかの判断を迫られたが、(市担当者からの)2022年のゴールデンウイークに『北九州芸術劇場』の空きができ、オペラ公演ができそう」という連絡を受け、40フィートサイズのコンテナ分の荷物を自宅で預かることになったという。

 演出家のカルロ・アントニオ・デ・ルチアさん「約9カ月遅れで上演することができ、出演者のみんながここに集うことができたことを本当にうれしく思う。公演が元通りの生活に慣れるきっかけになれば」と話す。

 両日とも15時開演。チケット料金は、S席=1万2,000円、A席=1万円、B席8,000円、C席=6,000円、自由席一般=5,000円、自由席学生=3,000円。

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