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小倉に自家焙煎ネルドリップカフェ「春乃木珈琲」 元自衛官が起業2カ月

稲益春樹さん

稲益春樹さん

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 小倉・白金町のカフェ「春乃木珈琲(コーヒー)」(北九州市小倉北区白銀1)がオープンして2カ月を迎えた。オープン日は昨年12月8日。

国道3号線「白銀バス停」前の「白銀ニュー第一ビル」奥にある

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 店舗面積は8坪。席数はカウンター=4席、テーブル=6席。店主で元自衛官の稲益春樹さんは「焙煎(ばいせん)機を使うので、大きめの換気装置が必要で、元スナックだったこの居抜き物件にたどり着いた。駐車場があることも重視した」と話す。

 稲益さんは自衛隊在職中にバイクツーリングで訪れた各地で、おいしいコーヒーを提供するカフェを巡った。「豆選びや焙煎、抽出方法などの違いで風味が変わることが分かり、深みにはまった。その後、退職後のカフェ起業を思い付いた」と振り返る。

 店では、ペーパードリップに比べまろやかな味わいになるというネルドリップでコーヒーをいれる。「抽出する時の蒸らし時間、かき混ぜるスピードや時間で風味が変わる。お客さまの好みを聞きながら、苦みや酸味を程よいバランスにできる」と稲益さん。豆の焙煎では「必ずお湯で洗い、汚れを落とすことで雑味を消す。産地や種類によって焙煎時間を微調整して、豆本来が持つ味の深さを出すようにしている」とも。

 メニューは「苦み、酸味が少ないブレンド」(600円~)、「苦みを感じるブラジル」(650円~)、「酸味のある香りを感じるエチオピア」(800円~)、カフェオレ(700円)などのコーヒーのほか、フルーツケーキ、コーヒーゼリー(以上450円)などを用意する。アルコールメニューとして、コーヒーリキュールを使った「カフェ・ショコラ」(700円)、「冷酒珈琲」(750円)なども。

 オープンから2カ月が過ぎ、「飲食雑居ビルの奥まった場所にあるので視認性が悪いが、隠れ家的な存在としてリピーターのお客さまが徐々につき始めた」という。「ワンオペなのでお待たせしてしまうこともあり、運営の手法などを煮詰めていきたい」と抱負を話す。

 営業時間は11時~20時。

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