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北九州芸術劇場で「山海塾」1月公演-記者会見に天児牛大さん

山海塾「あわせ鏡のはざまで-うつし」(C)Elian BACHINI

山海塾「あわせ鏡のはざまで-うつし」(C)Elian BACHINI

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 舞踏カンパニー「山海塾」が来年1月に公演する「あわせ鏡のはざまで-UTSUSHI(うつし)」の記者会見が12月12日、リバーウォーク北九州の北九州芸術劇場(北九州市小倉北区室町1、TEL 093-562-2655)で行われ、同カンパニー主宰の天児牛大(あまがつうしお)さんが出席した。

記者会見で「7作品をコラージュしてリ・クリエーションした」という天児さん。

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 今回の公演は、過去に上演された「『金柑少年』『とき』などの7作品をコラージュした作品をリ・クリエーション(再構築)したもので、6人の踊り手が出演する」と、同作品の演出・振り付け・デザインも手掛ける天児さんは話す。

 同カンパニーは、2003年から同劇場で公演し今回で9回目。「日本国内では初演となる。世界的にハイレベルな舞台芸術を北九州から発信できるのは誇り」と同劇場館長の津村卓(たかし)さん。

 山海塾は、1980年代から活動の拠点を海外に移し、およそ2年に1度のペースで新作を発表し続けている。1982(昭和57)年以降は「世界のコンテンポラリーダンスの最高峰」といわれる「パリ市立劇場」との共同プロデュースで創作しつづけ、以来、現在に至るまでその関係は続いている。

 「この作品はもともと、南フランスのシャトーバロンの依頼で、野外劇場用にこれまでの作品をコラージュして、野外作品としてつくり直した。これまで、作品を解体や再構築したことはないが、違った試みをしたいとして依頼されたもの」と天児さん。「今回の公演では、屋外で演じてきたテーマを屋内に持ち込む。踊り手は、屋外ではその場に委ねる演技力も必要だが、屋内ならではディテールに踏み込んでいく緊張感がある。作品はその時々によって変わる。北九州でしか見ることのできない『UTSUSHI』を上演する」とも。

 公演は来年1月29日。観覧料は、一般=4,500円、ユース(24歳以下)=2,500円、当日は各500円増。未就学児入場不可。チケットは同劇場プレイガイドなどで発売中。

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