JICA九州（北九州市八幡東区平野2）の図書室で2月18日、「映画で読む未来2012－ちいさな映画会とグアテマラのおはなし」が開催される。主催はJICA九州。

　同イベントは、不均衡貿易の現実を描いたドキュメンタリー映画の上映と、青年海外協力隊としてグアテマラに派遣された経験を持つ女性2人による「おはなし会」の2部で構成する。

　上映作品は「おいしいコーヒーの真実」。「フェアトレードに関心のある人の間では有名で、平等な貿易とは何かを考えさせられる」作品。上映後の休憩の際にはフェアトレードのコーヒーが提供される。

　「おはなし会」は、グアテマラの織物、民族衣装を使った布小物を製造・販売する雑貨ブランド「ilo itoo（イロイト－）」のデザイナー大久保綾さんとマネジャー高崎真理子さんが、現在の活動や青年海外協力隊としてグアテマラに派遣されたときの経験を基に、「生産者の目線も交えて私たちにできる国際協力のかたち」について語る。

　「フェアトレードに興味のある方はもちろん、幅広い年齢のいろいろな方にお越しいただきたい。日常にある『もの』がどのように作られ、生産者にどれだけの利益がもたらされているかを考えてもらうきっかけになれば」とJICAの橋口さん。

　開催時間は18時30分～21時（18時開場）。入場無料（事前の申し込みが必要）。定員20人。

　図書室横展示スペースで3月31日まで、企画展「現地の素材を生かして」を開催している。国際協力とBOPビジネス、フェアトレードをテーマにJICAや青年海外協力隊の活動経験者の取り組みを紹介する。