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小倉に「札幌ラーメン」新店-元看護師が「父親の残したレシピで」2店目

スープは「野菜や干物、鶏がらなどでじっくり時間をかけてうま味を抽出している」という店主の阿部さん。

スープは「野菜や干物、鶏がらなどでじっくり時間をかけてうま味を抽出している」という店主の阿部さん。

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 小倉・守恒に7月5日、「サッポロラーメン 時計台 小倉南店」(北九州市小倉南区守恒2、TEL 093-961-0688)がオープンした。

小倉南区の「旧アピロス」前に開店した「サッポロラーメン時計台 小倉南店」。

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 店舗面積は約16坪、席数は12席。飯塚市で同業態を経営する阿部倫哉(ともや)さんが、「大学・専門学校時代、看護師時代を過ごした第二の故郷、小倉でいつかは開店したい」という願いをかなえた。

 阿部さんは、亡くなった父親が経営していた飯塚の同店を約2年前に引き継いだ。それまで看護師として働いていた阿部さんは、父親のラーメン作りを「直接学ぶことはできなかったが、事細かなレシピを残してくれたおかげで」再現できた。福岡県は豚骨スープが主流だが、「札幌ラーメンの根強いファンは少なからずいる」という。

 麺は自家製麺にこだわり「父のレシピに独自のアイデアを加えて、スープが絡みやすい縮れた麺『ドレッド麺』を開発した。9割のドレッド麺に1割のストレート麺を組み合わせるのがベスト」と阿部さん。スープは「野菜や干物、鶏がらなどでじっくり時間をかけてうま味を抽出している」という。

 小倉にも、かつて阿部さんの父親が修業した札幌ラーメンを提供する店があったが、現在は北九州全体でも数軒程度と少ない。オープンから数日が経過し、「特に宣伝はしていないが口コミなどで『懐かしい時計台のラーメンの味』を求めに来るお客さまが多い」という。

 主なメニューは、「味噌ラーメン」「醤油ラーメン」「塩ラーメン」(以上600円)、それぞれ「小盛り」(550円)、「中盛り」(650円)、「大盛り」(750円)がある。トッピングは「バター」(50円)、「チャーシュー」(100円~)、「コーン増量」(50円~)、「半熟味たまご」(100円)など。ほかに「南部鉄焼き餃子」(300円~)、「チャーシュー炙り盛り」(400円)なども用意した。

 営業時間は11時~15時・18時~22時。木曜定休。

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