八幡西区の「香月運動公園相撲場」(北九州市八幡西区香月中央1)が7月28日がリニューアルし、同日、完成記念式典と「八幡西区小学生相撲大会」が開かれた。
相撲場は1983(昭和58)年、地元の相撲愛好家らの呼び掛けに市が応じるかたちで設置され、以来、周辺の小学校6校による「相撲大会」が毎年行われてきた。今大会では10校15チームの60人が参加した。
約80坪の相撲場の屋根の架け替えや土俵の整備にかかった費用は約2,500万円。北橋健治北九州市長はあいさつの中で「本年度から中学校の必修科目となった武道には相撲も含まれる。市内唯一の市が設置した相撲場だが、この場所が子どもたちの体力育成の場になれば」と話す。
来賓として訪れ、子どもたちの稽古もつけた琴奨菊関は「相撲人口が減っていると言われる今、行政と地元の方々が一体となって相撲を応援していただけるのはありがたい。自分も小学生の時に貴乃花関に稽古をつけてもらい角界に入るきっかけとなった。今日のことが子どもたちの未来に役立てば」と期待を寄せた。