小倉・堺町に1月23日、「ワインカフェSUD(シュッド)」(北九州市小倉北区堺町1、TEL 093-511-2221)がオープンした。
店舗面積は約10坪、席数はカウンターを含め12席。フランス語で「南」を意味する店名通り、地中海沿岸の南欧をイメージした内装の店内とプロバンスやラングドック、ルーションなどフランス南部のワインや家庭料理を中心に提供する。
店主の山田誠さんは、近くでワインバー「プルミエ」(鍛冶町1)を12年間営業してきた。「かねて2軒目の構想はあったが、たまたまいい物件に巡り合えた」ことから開業を決めた。「ワインに慣れ親しんだお客さま向け、ワイン通向けの『プルミエ』に対し、『シュッド』はリーズナブルな価格でありながら、しっかりセレクトしたワインを提供するカジュアルな店」と両店の差別化の意図を話す。
「女性が1人でも気軽に立ち寄れる店作りを目指している。料理に幅広く対応できるロゼや、ドン・ペリニヨンがシャンパーニュ地方でシャンパン醸造を始める前にその技術を学んだという『リムー地方』のスパークリングワインをおすすめしている」と塚里恭平マネージャー。「カジュアルでも、ちゃんとした知識やサービスを提供したい。ワインに対して敬意を持って接したい」とも。
主なメニューは、ロゼワインの「キュヴェ・マリー・クリスティーヌ」(550円、ボトル3,200円)、スパークリングワインの「ブランケット・ド・リムー カルト・ブランシュ ブリュット」(700円、同3,800円)。他に「リーズナブルでありながらしっかりセレクトしたワイン」(500円~)は60種以上をそろえる。
料理は「ブラックオリーブ」(300円)、「グリーンサラダと根菜のクリュディテ(生野菜の盛り合わせ)」(500円)、「サラダ ミズー(豚頭肉の煮こごり)」(600円)、「季節野菜のバーニャカウダ」(700円)、「ぼんじりのコンフィ」(800円)、「トリップ(牛ハチノス)とペンネのトマトソース煮 ニース風」(1,200円)など。客単価は2,500円~3,000円。
営業時間19時~翌3時。日曜定休。