![65チームが7時間耐久の駅伝を激走した](https://images.keizai.biz/kokura_keizai/headline/1368523218_photo.jpg)
北九州市庁舎と小倉城周辺(北九州市小倉北区城内1)で5月12日、「北九州市民ひまわり駅伝」が開催され、65チームが出場し、選手・スタッフなど3000人が参加した。主催は市民ボランティアなどで組織する実行委員会。
2001年に始まり今年で13回目。障がい者や健常者の別(わ)け隔てなく、年齢や身体的なハンディを全く加味しない「本当のバリアフリーの大会」(実行委員会)で、7時間かけて市庁舎周辺の周回コース(約600メートル)を何周回ったかを競う。
毎年、本格的な市民ランナーやコスプレグループなども出場し、休憩も自由にとることができることから沿道でバーベキューをするなど、参加者は思い思いの楽しみ方をしている。今回はご当地ヒーローの「キタキュウマン」と「環境戦士アースマン」が初参加し、北九州市関連のゆるキャラ「デュー・ユー・サイ」、「スマッキー」などが応援に駆け付けるなど、レース参加者や来場者と記念撮影するなど、会場の盛り上げに一役買った。
同駅伝の前身は市政25周年を記念して始められた「25時間駅伝」で、「残念ながら12回目で終了した。翌年、駅伝出場者の同窓会を開いたところ、障がい者が出場できる大会が少ないことや、障がい者と健常者が同じ条件で走ることができる大会もないとの声が上がり、第1回目の開催に至った」と実行委員会事務局の岡本さん。「当初5~6チームで始まった大会も5年目には40チームを超え、今では65チームとなった。告知に力を入れているわけではないが、年々参加チームが増えている」と話す。
ここ数年は、常連チームの「LA・LA・RUN」と「西日本工業大学」が1位と2位を奪い合うデッドヒートを繰り返しているが、今回の優勝チームは、239周走った「LA・LA・RUN!」チームで2年連続8回目。